【映画】ゴーストライダー
このアホっぽくもカッコイイ主題歌、最高です。
CSで鑑賞しました。ニコラス・ケイジ主演のヒーローもの。
若きバイク乗りのジョニーは、悪魔メフィストフェレスの卑劣な罠にかかり、魂を売り渡す契約書に署名してしまいます。全てに絶望したジョニーは、家も仕事も恋人も捨てて放浪の度に。
やがてスタントマンとして成功したジョニーの前にメフィストが現れます。契約を盾に強要されジョニーは「悪しき魂を狩る」ゴーストライダーとなり、地獄を逃げ出した4人の悪魔と戦う羽目になります。
まず感想の前に。
↑の主題歌に聴き覚えがあって、いろいろ調べてみました。その結果、興味深い事実が判明しました。え~……詳しく書いていくとすっごく長くなるので適当に端折りますが、このゴーストライダー、ルーツを辿っていくと神話とかに到達しちゃうようです。↑の主題歌も、実はかなりの歴史がありまして。
http://okwave.jp/qa/q4777496.html
http://songsf4s.exblog.jp/6642463/
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC
簡単にまとめるとこんな感じです。
古の伝承 楽曲「Johnny I Hardly Knew Ye」
↓ ↓
北欧神話のワイルドハント 楽曲「When Johnny Comes Marching Home」
↓ ↓
アメリカの呪われたカウボーイ → 楽曲「Ghost Riders In The Sky」
↓ ↓
西部劇版コミックの「ゴーストライダー」
↓
マーベル版「ゴーストライダー」
↓
映画「ゴーストライダー」
わかりやすくしたつもりがカオスなことに……。なお横列が同時代というわけではありません。あしからず。
で、映画の感想。
面白かったです。ストーリーとかギミックとか、かなり好みです。が……少々残念なところもあり。以下、若干のネタバレ含みます。
なにが残念って、いちばん残念なのが主演のニコラス・ケイジです。
いい役者さんです。嫌いじゃないです。が……チョッパーハンドルが死ぬほど似合わない。
なんというか、バイクに乗られてる感じです。バイクを乗りこなしてるイメージじゃない。せめてヨーロピアンタイプだったら……。ウルヴァリンとバイク交換するべきだと思います。
どっちかというと温和な顔ですからね、ニコラス・ケイジ。ワイルドなイメージのチョッパーとは相性が悪い。じゃあ誰が似合うのか、と聞かれると困りますが。
それと、ジョニーの苦悩の方に時間を割いちゃった結果、敵である悪魔の描写がいまひとつだったこと。
これは非常に難しい問題です。私も他人事じゃありません。いろいろ反省せねば……。
と、そんな細かい不満もありつつも。
全体としては非常に面白かったです。ダークヒーローもの特有の、ぞくぞくするような爽快感が味わえました。
「馬=バイク」「ロープ=チェーン」の対比がたまりません。口笛吹いてバイクを呼ぶ場面、思わず叫んでしまいました(近所の人ごめんなさい)。
それと、墓守が正体明かす場面。さらには新旧ライダーが並んで疾走する場面。
鳥肌もののかっこよさでした。ただ残念なのは、旧ライダーが早々に退場しちゃう点です。ぶっちゃけ並んで走っただけですからね。せめて悪魔の1匹くらい倒して欲しかった。
主題歌もあわせて、かなりのお気に入りです。
続けて続編も放送してたんですが、2本続けて見るだけの体力はなく。機会があったら2の方も見たいと思います。