コスモス・リターンズ。
もう放送が目前なので、とりいそいで。
↑ナショナル・ジオグラフィック・チャンネルの特設ページです。
オリジナルの『コスモス』は、歌鳥がいたいけな少年時代に放送されました。宇宙、生命、自然、さまざまな分野について、美麗な映像で解説してくれる科学ドキュメンタリー番組です。
ホストはカール・セーガン博士。映画『コンタクト』の原作者としても有名ですね。
第1話での、カール・セーガン博士の語りをいまでも覚えてます。さすがに正確じゃありませんが。
「宇宙を旅するには、様々な方法があります。(ロケットエンジンやらスウィング・バイやら、既存の移動手段についての解説の後、)我々は、全く新しい手段で宇宙を旅することにします。その手段とは“想像”です」
「想像なら、宇宙の果てまで一瞬で行けます。実際に旅をするのと同じように、その場の様子を知ることができます」
当時いたいけな少年だった歌鳥は、その表現のかっこよさに痺れました。博士といっしょに“想像の宇宙船”で旅をするのが、週に1度の楽しみでした(宇宙の話題じゃない週もありましたが、まあそれはそれ)。
で。
もうひとつ、歌鳥にとっては運命的ともいえる出会いがありました。
↑の動画は、番組の一部と音楽を、ファンの人がミックスしたものです。番組そのものの映像を探したのですが、見つかりませんでした。番組まるごとはあるんですけどね……。
ヴァンゲリスの『アルファ』です。
番組を見た当時は「うわー、かっこいい音楽だな~」くらいの感想しかありませんでした。
中学の時に『ブレードランナー』を見て、高校でそのサウンドトラックを買い、ヴァンゲリスという名前を知りました。サントラやオリジナルアルバムを蒐集しはじめ、その何枚めかで『反射率0.39』を購入。そのなかの1曲を聴いて、文字通り狂喜乱舞しました。「あの曲だ」、と。
以来ヴァンゲリスという名前は、歌鳥の中で不動の地位を築いています。私の小説やら、お仕事上の文章やら、ほとんどがヴァンゲリスを聴きながら書いたものです。最近ネットラジオに押され気味ですが、それでも聴かない日の方が少ないくらいです。
と、そんな感じで。
歌鳥の構成要素、その数パーセントは、この『コスモス』という番組によって作られました。
それから30年以上を経ての復活です。期待しないわけにはいきません。
とても楽しみです。放送は明後日、16日から。