コスモス:時空と宇宙
↑の動画はオフィシャルの番組宣伝です。断片的ですが、映像の美しさはよくわかるかと。
先日、日本版の最終回が放送されました。
先日のブログで書いたとおり(http://blogs.yahoo.co.jp/songbird_i/34283650.html)、歌鳥の人生にいくらかの影響を与えた番組の、その続編です。毎週これでもかってくらいに集中して見ました。
ホストはニール・ドグラース・タイソン博士。初代のカール・セーガンさんとは一風異なる、なんか八百屋のおじさんって言われても信じてしまいそうな、暖かみを持つおじさんです。
そのおじさんの案内で、毎回様々な場所へ旅をします。宇宙の果て、時間の始まりと終わり、人体の内部、原子核、ブラックホールの向こう側……。“想像の宇宙船”“宇宙カレンダー”“絶滅種の博物館(だっけ? ちょっとうろ覚え)”など、どことなく猫型のアレっぽいアイテムを駆使して、事象をわかりやすく説明してくれます。
さすがに映像の美しさは圧倒的でした。なにげない導入部から、いきなりド迫力の映像に切り替わる演出は、前作と同じく強烈な印象を与えてくれます。突然アメコミ調のアニメが始まった時にはズッコケましたが……慣れると案外平気でした。
個人的にとっても残念なことに、音楽はヴァンゲリスではありませんでした……。
時々いいなーと感じるBGMはあったものの、前作ほど印象には残らず。決して悪くはないんですけどねー。まあ、こればっかりは仕方ありません。
興味深いばかりでなく、耳の痛い内容もありました。
特に「地球温暖化の解決に、科学的障害はひとつもありません」というタイソンさんの言葉が強烈でした。難しいことだとばかり思っていたのに、そうではなかったようです。
“科学的”障害はない、ということはつまり……。
なんというか、人はある意味、全員中二病的であるべきじゃないかなーと。「国境とか宗教とか、クソくだらねーことで争ってんじゃねーよ! 地球がやべーんだよ!」って、昔の私は本気で思ってました(実は今でも思ってます)。そういう恥ずかしい思想を、誰もが持つべきじゃないかなー、と。そうすれば、温暖化なんて簡単に解決できるんじゃないかと。だって「科学的障害はない」そうですから。
で、閑話休題。
とてもいい番組でした。
さすがに前作ほどの興奮はありませんでした。が、それは私が年を取ったのと、前作の印象があまりに強烈だったからです。今の小学生に見せたら、きっと昔の私みたいに興奮してくれるでしょう。人生になんらかの影響を与えられる人もいるかもしれません。
放送がナショジオなのがつくづく残念です。画面小さいし……。
どっかの民放でやってくれませんかね。もう一度見たいエピソードもあるし。
ちょっと追記:
いまツイッターでタイソン博士の名前を検索してみたところ、同じ名前のアカウントがずらーーーーーっと……。なにこれ全部なりすまし?
うち認証済みのアカウントは1つだけでした。ツイートをのぞいてみると……
“下らないジョークを紹介します。
Q:象が酒を飲む時に行く場所は? A:『バー』バール(歌鳥注:象のババールのもじりと思われます)”
とか、そんな感じのジョークがずらーーーっと……。
なかなかユニークな方のようです、タイソン博士。あ、全部が全部そんなツイートじゃありませんので、念のため。