歌鳥のブログ『Title-Back』

歌鳥の小説やら感想やらなにやらのブログです。よしなに。

Stand On The Horizon

ちょっといろいろありまして、精神的に落ち着かないので、ブログ書きます。音楽ネタ溜まってたしね。


 フランツの最新PVです。
 甘く切ない、でもやっぱり一筋縄ではいかない感じの、フランツらしい曲です。
 歌詞を読んでも、やっぱりちょっと難しいような。言ってることは単純なんですけど、「一緒に来てくれないか?」って問いかけが、なんでこうもしつこく繰り返されるのか。まるで否定的な返答を予測しているかのようです。

 PVもやっぱり、曲に輪をかけて難解です。
 ダンスホールで演奏する4人。観客はそれぞれカップルを作って踊り始めるが、そのカップルには明かな違和感が……。最初と最後に出てくる海辺も、なんかちょっと歩きづらそうというか、もうちょっと良い景色のところがあったんじゃないかなーと思わせられます。夜明け(夜更け?)の薄暗い水平線、というのは歌詞にでてくるからわかるんですが。

 なんか不思議な曲に不思議なPVだなー、などと思っていたところ。

 先日、アレックスがこんなツイートをしてました。


 フォロワーさんからの質問に答える形です。比較のための写真も添えられてます。
「Q:あなたは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』がめっちゃ好きなのでは?」
「A:史上最高の映画のひとつだね」

 こんなんよく気づくなー、と思わず感心しました。
 と同時に……あのPVの謎が、ちょっとだけ解けた気がしました。もしこのPVが『BTTF』を意識したものだとすれば、あのカップルたちが抱える違和感の意味は明らかです。「乗り越えたい水平線」というのも、「一緒に来てくれるかい?」という問いも、納得のいくものになります。

 実際にはどうなんでしょうね。
 本当に、意図的に『BTTF』に似せたんでしょうか。背景とギターと衣装だけじゃ、偶然ってこともありえます。でもアレックスもお気に入りだそうですし、うーん。
 正解はよくわかりませんが、とにかくいろいろと想像力をかき立ててくれる作品でした。フランツ、やっぱり好きだー。

 以下おまけ。

 ダンスの場面でこのPVを思い出しました。うーん、なんでこの人たちのPVはこんなに面白いのか。