歌鳥のブログ『Title-Back』

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【映画】トミー

 最近何を書いてもダメダメなので、腹いせにブログ書きます。

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 CSで鑑賞。

 プログレというジャンルは、個人的にあんまりピンときませんで。The Whoについても、名前は知っているものの、それほど好んで聴く機会はありませんでした。
 ただ、この映画は前々から見たいと思っていました。理由は次のエントリーで。

 The Whoによるロックオペラ"Tommy"を、豪華キャストで映像化したミュージカルです。
 とある事件によるショックのため、幼いトミーは見えず・聞こえず・話せずの三重苦を背負います。周囲の汚い大人たちに翻弄されつつ青年に成長したトミーは、ピンボールの才能を開花させ、一躍有名人に。さらに自力で障害を克服したトミーは、人々から救世主のような賞賛を浴びるのですが……。
 セリフ無しで歌のみ、ストーリーは映像と音楽だけで綴られます。演出がサイケデリックといいますか、ド派手でシュールな映像が魅力です。音楽は当然The Whoによるオリジナルを、エリック・クラプトンティナ・ターナーエルトン・ジョン等の豪華キャストがカバーしてます。
 以下、特にネタバレというほどのものでもありませんが、一応改行いれて感想を。








 圧倒された、というのが率直な感想です。
 パワフルな音楽と映像で、終始圧倒されっぱなしでした。ストーリーがどうこうとか考える余裕もなく。ちょうど無抵抗なトミーが大人たちに翻弄されるように、見ているこっちも翻弄されまくりで。
 ジェットコースター・ムービーというより、濁流ムービーという方がしっくりくるような。「楽しい」と感じる暇すらない感じ。それほど圧倒的な、音楽と映像でした。
 特にティナ・ターナーの演技は凄まじかった……。あれ、演技なんですよね? 本気でキメちゃってるわけじゃないんですよね? そんな疑問すら浮かんでしまうほど、鬼気迫る怪演でした。ゆーちゅーぶさんに映像あるんですけど、怖いんで貼るのやめときます。
 ストーリーは……トミーがひたすら気の毒だ、としか。
 もっと悲惨な結末だと思っていたのですが、それほど絶望的ではありませんでした。様々なしがらみを切り捨てたトミーが、ようやく自分の人生を歩み出す……というような。

 とにかく圧倒的な、パワフルな映画でした。
 そういえばプログレというジャンルもパワフルだな……と、この文章書いていて思いつきました。なるほど、なるべくしてこういう映画になったわけですね。

 で、ちょっと個別に書きたいことがあるので、次のエントリーに続きます。