歌鳥のブログ『Title-Back』

歌鳥の小説やら感想やらなにやらのブログです。よしなに。

【音楽】ピンボールの魔術師/エルトン・ジョン


 それにしてもすごい靴。

 さっきのエントリーにも書きましたが、プログレというジャンルにはあんまり馴染みがありませんで。当然The Whoの音楽にも、積極的に触れることはありませんでした。
 そんなわけで、この曲は「エルトン・ジョンの曲」という認識でした。
 ベスト盤に収録されているのを聴きまして、以来エルトン・ジョンの中では五本の指に入るくらい大好きな曲です。
 正直、この場面を見たいがために映画見たようなもんでして。
(念のためにつけ加えますが、他の場面も面白かったですよ)

 場面はピンボールの大会。エルトン・ジョンピンボールの現チャンピオンという役割です。
 トミーのプレイに驚愕したチャンプが「あいつはすげえ!」と、嫉妬と苛立ちまぎれに賞賛する――という歌詞。詳細は↓のブログにて。


 聾で唖で盲。ATOKじゃ変換できません  。←は↑のブログからコピペしてきました。

 ピンボール型のピアノ(それともピアノ型のピンボール?)がいいですね♪ トミーは普通にボタンでプレイ、チャンプは演奏しながらのプレイなわけで、そりゃ負けるだろ……というツッコミはともかく。

 汚い表現で、敵対心をむき出しにしながらも、トミーの腕前を褒め称え、素直に敗北を認めています。かなりの悪ガキのようですが、この映画の登場人物の中では、かなりの好人物です。
 音楽の方も、それを反映しているような。映画で最もハイな、トミーの人生のハイライトでもあるこの場面。全編を通して最も派手で、壮大で、楽しい曲です。
 敗北の歌なのに、この爽快感。
 名曲だと思います。

 ところで、ピンボールの大会って実際にあったんですかね。優勝して大金持ちになれるんなら、70年代にはすでにプロのゲーマーが存在したことになるんですが……。