【音楽】落葉のコンチェルト/Albert Hammond
懐メロのお話です。
とても好きな曲なのですが、タイトルがわからなくてずっと探してました。それが昨日、偶然↓の動画を見つけまして。
そりゃもう狂喜しました。と同時に「なんだこのタイトル?」と思いました。いや邦題じゃなく、原題の方です。
For the peace of all mankind。
ざっくり訳すと「全人類の平和のために」。
動画に翻訳ついてましたので、ラブソングであることはわかりました。で……なんでこんな大げさなことになってんの。なんで、こんな世界規模のスケールに。RPGのボス敵に向けたセリフみたいです。もしくは政治家とか。
頭が疑問符だらけになりました。で、改めて歌詞を探してみました。
ああ……そうか……うん。
なんかすげー納得して、それどころか共感までしてしまいました。
“全ての人の平和のために、消え去ってくれ”
うん、こういう気分になることあるよね。
タイトルだけだと「?」となって、でも中身をよく見たら納得し、さらに共感までしてしまうとは。
チェスタトンの小説みたいです。
ポンド氏の逆説/G・K・チェスタトン
どこにしまったかな。どっかそのへんにあるはずだな……。
大好きな本です。探して読み返そう。
ええと、毎回どうでもいい話が先行して、曲の感想が後回しになってしまいます。
壮大なタイトルにふさわしい、こってこてのラブソングです。こんな派手な歌詞だとは思いませんでしたが……。「いっそ出会わなければよかった」「すべてをリセットしてゼロに戻したい」とかは、本当に共感できるとしか。
邦題は邦題で、また謎ですね。確かにきれいなタイトルですけど。
スケールの大きいこと言えば言うほど、言ってる本人の器は小さかったりします。ああ、これもなんかチェスタトンっぽいな。