歌鳥のブログ『Title-Back』

歌鳥の小説やら感想やらなにやらのブログです。よしなに。

どこかの小さな食堂にて。

 たとえ話です。

 みなさん「肉が好き」とおっしゃいます。
 で、食堂でこぞって肉を注文されます。

 カウンターの向こうでシェフが料理している肉は、見るからに怪しい肉です。遠目からでも腐ってるのが一目瞭然、さらにウジまで湧いています。
 客席まで腐臭が漂ってきています。食べれば腹を壊すのは明らかです。

 でも、みなさんは「肉が好き」とおっしゃり、肉を注文なさいます。
 メニューに載っている野菜は検討にも値しない、とおっしゃります。

 何人ものお客様が、食中毒で救急搬送されています。
 命を落とした方も1人や2人ではありません。
 でも、みなさん「自分は大丈夫」とおっしゃいます。「自分が病気になるわけがない」と。
 そして「肉が好き」と言い、肉を食べ続けます。腐ってウジの湧いた肉を。

 私から見ると、腐りきった肉よりは野菜のほうがはるかにマシです。
 もやしだけど。
 もやしの中にも腐ってるのはあるけど。それでも。

 何が言いたいのかというと、要するにこのお話です。


 べつに肉が好きな人もいていいし、野菜が好きな人もいていいと思うんですよ。
 でも、今の厨房を見て、あの腐臭ぷんぷんの肉を見て、なおかつ肉を注文する人の気持ちは、私には理解できません。

 以前書いたこちらのお話 https://blogs.yahoo.co.jp/songbird_i/37756478.html もご参照ください。まあつまりは、何がどうなっても我々の自業自得なんですよね。