歌鳥のブログ『Title-Back』

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【アニメ】徒然チルドレン



 PVだけでもなかなかの破壊力。

 どこかの高校を舞台に、いろんなカップルがすれ違ったり激突したり墜落したり成長したりするオムニバス風ラブコメです。

 原作コミック(の大部分)がWEBで公開されてまして。


 アニメ化の発表がある前から好きでした。短いエピソードがたくさん、という点でも、かなり私の好みです。
 カップルによって進展度合いは様々。光の速さでくっついてデロデロになる2人もいれば、絶妙な距離を保ったまま微動だにしない2人もあり。それぞれのシチュエーションで惹かれあう恋人たちの物語が、ニヤニヤしながら楽しめます。

 原作の時点でもうニヤニヤしっぱなしなわけですが、声と動きが加わると破壊力がもう。特に皆川さんと高野さんは声のイメージがすさまじく……。声優さんってすごいなあ。

 以下、少々内容に触れるので改行します。……ところで“カップル”って死語ですかね?







 エピソード単体では『スピカ』がお気に入りです。原作4コマは何度も読み返してました。アニメではいきなり初回にオンエアで、その後がちょっと心配だったのですが、完全な杞憂でした。……ただこのカップル、本人とはまったく関係ないところでドロドロし始めるので、ちょいと複雑。
 カップル単位では、皆川×古屋コンビと菅原×高野コンビが好き。
 皆川さんは、カップルというより妹とのエピソードが最高です。そういえばほたるちゃんの声も相当な破壊力で……。この2人は完結しなかったのが残念ですね。
 高野さん、最後頑張ったなあ。高野さんがじわじわと、本当にスローなペースで自分の気持ちに気づいてゆく描写がたまりませんでした。このエピソードでアニメが終わる展開、非常に美しかったと思います。

『夏が始まる』のエピソードでアニメが終わっちゃったわけで。
 原作だと時系列がよくわかんなかったんですが、アニメの方ではちゃんと季節が流れていて、冬から夏の物語で完結してました。
 というわけで、文化祭のエピソードである『仮面』から始まるお話とか、栗原×山根コンビの集大成『君をつれて』とかが、アニメでは描かれていません。
 ミス・ワビサビ楽しみにしてたんですが……。まあ、ちょっとだけ声が聴けたのは嬉しかったです。
 皆川さんたち含めて、いくつかのエピソードが中途半端なままなので、ここはぜひとも2期を期待したいところです。このままだと本山くんの自己犠牲が報われないので……。

 あ、あと香取先輩は別の意味で破壊力バツグンでした。あれはニヤニヤじゃなくてギギギって感じの笑いを呼びます。