永遠の空間。
前回に続きまして漫画のお話。
そして、ちょっと悲しいお話でもあります。
https://comic.mag-garden.co.jp/sketchbook/
毎月25日は、WEB版『スケッチブック』の更新日です……でした。
恐ろしく無口で極度の人見知りの女の子・梶原空。出かける時には常にスケッチブックを持ち歩く彼女ですが、様子見だけのつもりだった美術部に無理やり入部させられます。
個性豊か(というより変人揃い)な部員たちと、それに劣らぬ個性(変人ぶり)の顧問。そんな彼らに振り回されることなく、空はのほほんとマイペースに、絵を描いたり描かなかったりの日々を過ごすのでした。
去る6月25日、最後の更新がありました。
17年に渡る連載に、とうとうピリオドが打たれました。
私はアニメから入った人でして。アニメ版と原作とのギャップに最初は戸惑いましたが、連載が続くにつれてそれにも慣れました。
読み進むにつれて無駄に増えてゆく、虫や日本語の知識。涼風コントに代表されるシュールなギャグ。卓越した天然ボケを事あるごとに炸裂させ、わたわたと困惑する梶原さん。
お話ごとに様々なネタが繰り広げられ、どれもとっても魅力的です。
が、やっぱり。
私にとっていちばんの魅力は、梶原さんでした。
内容そのものと同じく、梶原さんの性格も、アニメと原作ではちょっとだけ違いがあります。おどおどと引っ込み思案のアニメ版梶原さんと、時折ちょっとだけ鬼畜な面も見せるドヤ顔の漫画版梶原さん。
やはり最初は戸惑いました。が、今ではどちらの梶原さんも大好きです。
二次元のキャラクターをこれほど好きになったのは初めてですし、多分これから先もないでしょう。
が……どこがそんなに好きなんだろう、と考えると。
まあ見た目がかわいいのは当然です。他には……えーと。
ボケっぷりも好きですし、猫好きなところも好きです。恐ろしく無口、かつ恐ろしく不器用なところも、ひとつのことに熱中しがちなところも。
言ってしまえば、全部好きです。嫌いなところはひとつもありません。
まあなんだ、「好きになるのに理由はない」って誰かも言ってたし、まあそんなもんですよね。
これで梶原さんともお別れか……と、寂しく思いつつ読んだ最終回。
なんというか、ちょっと安心しました。
『特別編』ってことで、いつもの4コマとは違う漫画でした。
が、中身はいつもの『スケッチブック』。
部員たちも、2人の顧問も、いつもどおりでした。そして梶原さんも、いつもの梶原さんで。
おまけの最後のページまでが、いつもの『スケッチブック』、いつもの美術部そのままでした。
ああ、この空間は永遠なんだ、と思いました。
たとえ連載が終わっても、彼らは今までどおり、いつもと同じ生活を続けていくのだろうな……と。
ただ“連載”という窓口が無くなっただけ。
我々読者とのつながりが切れてしまっただけで、物語は――梶原さんたちの生活は、今後もずっと続くのだろうな、と。
思えば、アニメ版の最終回も完璧なものでした。それはもう、我を忘れるほどに。
(当時の私の狂乱っぷりがこちら https://blogs.yahoo.co.jp/songbird_i/35458699.html です)
漫画版の『スケッチブック』の結末も、また完璧でした。アニメ版とはベクトルが真逆ですが、やはり完璧な終わりかたです。
奇跡って続くんだなあ、としみじみ感じました。
小箱とたん先生は新連載の準備を進められているようで。これもまた、ほっとする情報でした。
見た感じだとファンタジーっぽい雰囲気ですが……きっとこれもまたシュールなギャグ漫画なんだろうなー小箱先生のことだし。
寂しいのは確かですが、それと同じくらい楽しみです。
そして、ちょっと悲しいお話でもあります。
https://comic.mag-garden.co.jp/sketchbook/
毎月25日は、WEB版『スケッチブック』の更新日です……でした。
恐ろしく無口で極度の人見知りの女の子・梶原空。出かける時には常にスケッチブックを持ち歩く彼女ですが、様子見だけのつもりだった美術部に無理やり入部させられます。
個性豊か(というより変人揃い)な部員たちと、それに劣らぬ個性(変人ぶり)の顧問。そんな彼らに振り回されることなく、空はのほほんとマイペースに、絵を描いたり描かなかったりの日々を過ごすのでした。
去る6月25日、最後の更新がありました。
17年に渡る連載に、とうとうピリオドが打たれました。
私はアニメから入った人でして。アニメ版と原作とのギャップに最初は戸惑いましたが、連載が続くにつれてそれにも慣れました。
読み進むにつれて無駄に増えてゆく、虫や日本語の知識。涼風コントに代表されるシュールなギャグ。卓越した天然ボケを事あるごとに炸裂させ、わたわたと困惑する梶原さん。
お話ごとに様々なネタが繰り広げられ、どれもとっても魅力的です。
が、やっぱり。
私にとっていちばんの魅力は、梶原さんでした。
内容そのものと同じく、梶原さんの性格も、アニメと原作ではちょっとだけ違いがあります。おどおどと引っ込み思案のアニメ版梶原さんと、時折ちょっとだけ鬼畜な面も見せるドヤ顔の漫画版梶原さん。
やはり最初は戸惑いました。が、今ではどちらの梶原さんも大好きです。
二次元のキャラクターをこれほど好きになったのは初めてですし、多分これから先もないでしょう。
が……どこがそんなに好きなんだろう、と考えると。
まあ見た目がかわいいのは当然です。他には……えーと。
ボケっぷりも好きですし、猫好きなところも好きです。恐ろしく無口、かつ恐ろしく不器用なところも、ひとつのことに熱中しがちなところも。
言ってしまえば、全部好きです。嫌いなところはひとつもありません。
まあなんだ、「好きになるのに理由はない」って誰かも言ってたし、まあそんなもんですよね。
これで梶原さんともお別れか……と、寂しく思いつつ読んだ最終回。
なんというか、ちょっと安心しました。
『特別編』ってことで、いつもの4コマとは違う漫画でした。
が、中身はいつもの『スケッチブック』。
部員たちも、2人の顧問も、いつもどおりでした。そして梶原さんも、いつもの梶原さんで。
おまけの最後のページまでが、いつもの『スケッチブック』、いつもの美術部そのままでした。
ああ、この空間は永遠なんだ、と思いました。
たとえ連載が終わっても、彼らは今までどおり、いつもと同じ生活を続けていくのだろうな……と。
ただ“連載”という窓口が無くなっただけ。
我々読者とのつながりが切れてしまっただけで、物語は――梶原さんたちの生活は、今後もずっと続くのだろうな、と。
思えば、アニメ版の最終回も完璧なものでした。それはもう、我を忘れるほどに。
(当時の私の狂乱っぷりがこちら https://blogs.yahoo.co.jp/songbird_i/35458699.html です)
漫画版の『スケッチブック』の結末も、また完璧でした。アニメ版とはベクトルが真逆ですが、やはり完璧な終わりかたです。
奇跡って続くんだなあ、としみじみ感じました。
小箱とたん先生は新連載の準備を進められているようで。これもまた、ほっとする情報でした。
見た感じだとファンタジーっぽい雰囲気ですが……きっとこれもまたシュールなギャグ漫画なんだろうなー小箱先生のことだし。
寂しいのは確かですが、それと同じくらい楽しみです。